アメリカ、ミネソタ州 ロチェスター チベット暦新年を迎えるにあたり、ダライ・ラマ法王はチベット本土ならびに亡命中のチベット人や世界中の支援者に向けて、アメリカ、ミネソタ州の医療研究機関メイヨークリニックからビデオメッセージを送られた。 以下、ビデオメッセージの日本語翻訳文となる。また、ページ下部から、動画をご覧いただける(チベット語に英語の翻訳字幕)。 ...
アメリカ、ミネソタ州 ロチェスター 6日未明に台湾南部で強い地震が発生したことを受け、ダライ・ラマ法王は、台湾の馬英九総統に書簡を送り、哀悼の意を表された。 その中で法王は、ご遺族に向けて心からのお悔やみの言葉を述べられるとともに、負傷者ならびに被災者のために祈りを捧げられた。 台湾の人々に対するお見舞いと団結のしるしとして、法王は、救援のための寄付の...
ダライ・ラマ法王は本日、ダラムサラを出発され、米国へ向われました。ミネソタ州の医療研究機関メイヨークリニックで前立腺治療を受けられ、その後、2016年1月末から1カ月ほど静養される予定です。 通常のご公務は3月に再開される予定です。 ダライ・ラマ法王庁 2016年1月19日...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ ダライ・ラマ法王は、台湾の次期総統に選ばれた蔡英文氏に書簡を送られ、16日に投票が行なわれた総統選挙での圧勝を祝福された。その書簡の中で、法王は次のように述べられた。 「台湾において民主主義がこれほどしっかりと根付いていることを目にし、じつに大きな励みとなりました。この勝利は、自由と責任ある政権を熱望する...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ ダライ・ラマ法王は、昨日、メヘブーバー・ムフティ女史に書簡を送られ、その父ムフティ・モハンマド・サイード氏がニューデリーで亡くなったという訃報に接した悲しみを表明された。その書簡の中で、法王は次の言葉を添えられた。 「われわれは、ジャンムー・カシミール州の州首相として尽力した人物を失っただけでなく、50年...
インド、ニューデリー ダライ・ラマ法王は今日デリーに到着され、法王の生誕80周年を祝おうと集まった古い友人たちにあたたかく迎えられた。このイベントには写真展が併設されており、法王はかつて会われた人たちや訪問された場所の写真に興味を示され、楽しそうにご覧になった。また、ゆっくりと昼食を取られた後でパーティーに参加され、観衆の中にいた古いご友人に声をかけられた...
インド、カルナータカ州 バンガロール 今朝、ガンデン僧院座主リゾン・リンポチェ、ガンデン僧院副座主(ガンデン・シャルツェ・チュージェ、ガンデン・ジャンツェ・チュージェ)など著名なラマや僧院長たちは、ダライ・ラマ法王にお別れの挨拶をするためタシルンポ僧院の本堂に集まった。大きな儀式用の黄色い傘の下、法王が本堂から陽の降り注ぐ外に出られると、タシルンポ僧院の僧...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ 今日は白ターラー菩薩の長寿の灌頂授与と、ダライ・ラマ法王のご長寿を祈願する法要がタシルンポ僧院の新本堂で行なわれた。灌頂を授ける準備の儀式を終えられ、祈願文を読誦された後、法王は僧院長、歴代僧院長、転生活仏、僧、尼僧と在家信者たちからなる聴衆に向かって次のように話された。 起立してダライ・ラマ...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ 今朝、タシルンポ僧院の周辺の空が朝焼けに染まる頃、ダライ・ラマ法王は会場に着かれ、2日目のカダム16滴の灌頂のための準備の儀式に入られた。法王はマンダラの前に座られて、静かに儀式を行なわれた。ほかに物音はなかったが、階段の下に座っていたチベット人の巡礼者のグループがささやくように唱えていた「オーム・マニ・ペーメ・フーム...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ 今朝、まだ肌寒さが残る頃、ダライ・ラマ法王はタシルンポ僧院のベランダに下りて来られた。カダム16滴の灌頂を授与するための準備の儀式を始められると、16滴のご本尊が描かれた仏画の前に供えられたトルマ(バターやはったい粉で作られた供物)を朝日が照らした。準備の儀式が進むにつれて、会場は参加者で埋められていった。法王は法座に...
インド、カルナータカ州 バイクラッペ 今朝、ダライ・ラマ法王は早い時間にタシルンポ僧院の新本堂に来られ、釈迦牟尼像の前に静かに座られると菩薩戒を授けるための準備の儀式に入られた。 チベット人の高齢者たちと会見されるダライ・ラマ法王。2015年12月28日、インド、カルナータカ州バイラクッペ(撮影:テンジン・チュンジョル、法王庁) ...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ、タシルンポ僧院 ダライ・ラマ法王は今朝、いつもの祈願文の読誦に続いて次のように述べられた。 「今日は、『ラムリム・チェンモ(菩提道次第広論)』の『観(鋭い洞察力)』の章で扱われている内容について、所々で解説を加えながらテキストを読み進めていきましょう」 ラムリム法話会8日目の朝、引退した職員...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ タシルンポ僧院での今朝の法話会前の問答は、僧侶たちと尼僧たちが交互に参加したことで、問答の声の調子がいつもとは違っていた。ダライ・ラマ法王が法座に着かれると、帰敬偈、『般若心経』、『ラムリム(菩提道次第論)の相承系譜の導師たちへの祈願文』などが読誦され、お茶が配られた。法王は次のように法話を始められた。 ...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ この日の朝、タシルンポ僧院で開催されているラムリム(菩提道次第論)法話会は、ダライ・ラマ法王が3年前の今日亡くなったジャンパ・カルデン氏の自叙伝を紹介する形で始まった。1923年にチャムド(昌都)で生まれたジャンパ・カルデン氏は、1950年代にチュシ・ガンドゥクにおける抗議運動に参加し、亡命の身となってから1987年に...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ タシルンポ僧院には、法話を聴き、進行の様子を大型ディスプレイで見ることの出来る席が三ヵ所設けられている。本堂のすぐ目の前でダライ・ラマ法王と向き合って座っている大人数のグループ、本堂に隣接した東側の席に座っている大きなグループ、本堂の西側の少し背後の席に座っているグループがあり、いずれのブロックにも日よけの天幕が張られ...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ 早朝の陽の光がタシルンポ僧院を黄金色に染めるころ、ダライ・ラマ法王は、この日のラムリム(菩提道次第論)法話会の前に270人を超えるチベット人巡礼者の謁見を受けられ、次のように述べられた。 「私たちはいつも、チベットの真の所有者はそこに暮らすチベットの人々だと言っています。過去60年以上にわたって、特に文化大革命の間、...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ、タシルンポ僧院 今朝ダライ・ラマ法王は、午前の法話を始める前に150人以上の中国人たちと面会された。大半の宗教は愛と慈悲を説いているが、神を信じる人々は神に助けを求めて祈るのに対し、仏教では自分と他者の幸せを達成するため、よい行ないをすることに重点が置かれている、と法王は述べられて、次のように語られた。 「今や、中国...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ この日の早朝、カルナータカ州タシルンポ僧院周辺の田園地帯は霧に包まれていた。ダライ・ラマ法王は前日に続き、ラムリム(菩提道次第論)のテキストを説かれた。 ラムリムの法話を再開されるため、タシルンポ僧院本堂からベランダの法座に移動される途中聴衆に挨拶をされるダライ・ラマ法王。2015年12月21...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ ダライ・ラマ法王は先日タシルンポ僧院に到着された際、階段の上の広いベランダに立たれ、側近たちに向かって、「法座はここに置くのがよいでしょう」と告げられていた。そこで今日は、僧院の敷地内を歩いて通られ、最近チベット本土から到着したチベット人たちが悲喜こもごもの様子で法王を歓迎する中、法王はできる限り多くの聴衆から見える位...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ 今朝、満場の聴衆を前に、タシルンポ僧院新本堂の落慶法要が盛大に執り行なわれた。ダライ・ラマ法王が明るい陽射しの中に姿を現わされると、チベット・オペラの踊り手たちが長寿祈願の舞踊を披露した。チベット子ども村(TCV)の生徒たちがチベット国歌の演奏を始めると、会場の全員が起立した。 新本堂の落慶法...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ 今朝、角笛の音が響きわたり、ダライ・ラマ法王のセラ僧院ご滞在最後の行事となる長寿祈願法要の始まりを告げた。顕教に基づく長寿祈願、十六羅漢への祈願、長寿を司る無量寿仏(阿弥陀仏)への祈願、普賢菩薩行願讃による廻向と、長寿祈願法要は滞りなく行なわれた。 セラ・ラチで行われたダライ・ラマ法王に捧げる...
インド、カルナータカ州 バイラクッペ 今朝、ダライ・ラマ法王がギュメ密教大学の法座に着かれると、山積みにされた本が高僧の方々に配られた。ギュメ密教大学の新しい哲学学習プログラムのために編纂された歴代ダライ・ラマによる著作集である。僧院代表は、このような著作はあまり取り上げられてこなかったが、ギュメ密教大学はダライ・ラマ法王1世ゲンドゥン・トゥプと関係が深く...
インド、カルナータカ州 フンスール 今朝、ダライ・ラマ法王は法座に着かれ、僧院内を見下ろされると、これから説法されるテキストのコピーを僧侶たちが参加者に配布しているのを壇上からご覧になった。テキストは、伝統的な小さな版木で印刷されたもので、黄色い布に包まれている。配布の途中で法王は、「ギュメ僧院の密教八大註釈書 」は誰でもが持つべきものではないと述べられた...
インド、カルナータカ州 フンスール この日、ダライ・ラマ法王の一日はさらに早くから始まった。ご自身の宿舎から早朝6時にギュメ僧院内部に降りられて、砂マンダラの前に僧侶や高僧たちとともに着座され、秘密集会(グヒヤサマージャ)の灌頂に必要とされる準備の儀式を始められた。ギュメ僧院の僧侶たちは力強く儀軌次第を読誦し、静かに瞑想を行なった。準備の儀式は9時半に終了...
インド、カルナータカ州 フンスール この日、ダライ・ラマ法王の一日は朝早くから始まった。法王は、午前7時にギュメ密教大学に到着され、ガンデン僧院座主、ガンデン僧院副座主(ガンデン・シャルツェ・チュージェ、ガンデン・ジャンツェ・チュージェ)、サキャ派座主に挨拶をなさった。 秘密集会(グヒヤサマージャ)の本灌頂に先立って準備の儀式を執...