今朝、ダライ・ラマ法王は約100人の有識者、研究者、外交官たちとの対話に参加され、全ての人間は精神的、感情的、肉体的な面において全く同じ立場にあると述べられた。私たち一人一人はみな同じ種類の脳を持ち、また知性に恵まれているという点でも同じである。それだけでなく、私たち全員が幸せを求め、苦痛から解放されたいと願っている点においても、全く同じなのである。 ...
インド、ウッタル・プラデーシュ州マトゥラー 法王は早朝デリーをあとにされ、スワミ・カルシニ・グルシャラナンダ・マハラジ師の来賓として、ヤムナー川の貯水地にあるマトゥラーの街へ車で向かわれた。シュリ・ウダシン・カルシニ・アシュラムに到着をされると、法王はアシュラムのスタッフによる歓迎を受けられ、用意された部屋に案内されると、マハラジ師もそこに合流した。 ...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ ジャック・シラク元仏大統領の逝去の報を受け、ダライ・ラマ法王は、ベルナデット・シラク夫人に書簡を送り、哀悼の意を表明された。書簡のなかで、法王は次のように述べられた。 「シラク氏という知己を得たのは、シラク氏が選挙でパリ市長に選ばれたときのことでした。以来、シラク氏は、チベット人の大切な友人のひとりとな...
インド、ウッタル・プラデーシュ州マトゥラー 法王は今朝、シュリ・ウダシン・カルシニ・アシュラムご訪問2日目の始まりに、スワミ・カルシニ・グルシャラナンダ・マハラジ師、スワミ・チダナンダ・サラスヴァティ師、その他のアシュラムのメンバー達と共に瞑想をされた。 続いて法王は、マハラジ師とサラスヴァティ師と共にヤムナー川の河畔へと赴かれ、アールティと呼ばれる...
インド、ニューデリー 本日の午前中、ヒンドゥー教やイスラム教、シーク教、ジャイナ教、キリスト教など、多くの宗教指導者たちがデリーのガンジー・アシュラムに集り、ダライ・ラマ法王も招待を受けてこの会合に参加された。指導者たちはマハトマ・ガンジーの記念碑に敬意を表した後、中庭の図書館の傍らにこの会を記念して、ともに1本の木を植えた。 会場では前日から、モラ...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 今朝の晴れ渡った空の下、ダライ・ラマ法王は公邸からツクラカンまで徒歩で向かわれた。本堂に到着されると、元ガンデン座主のリゾン・リンポチェに敬意を込めて挨拶されてから、法座に着かれた。法話の前に、パーリ語で『吉祥経』をタイの僧侶たちが唱え、続いて台湾の人々による中国語の『般若心経』が唱えられた。 法話には...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ ダライ・ラマ法王は、インドのラム・ナート・コビンド大統領の74歳の誕生日を祝し、書簡を送られた。そのなかで、法王は次のように述べられた。 「インドが民主主義国家として多元的共存と多様性に取り組んできたことは、世界の人々にとってよき手本となっています。私は、ナーランダー僧院から受け継がれてきた古代インドの哲学...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 昨日からダラムサラのツクラカンで続く法話会2日目、本日は、パーリ語の『吉祥経』と中国語の『般若心経』の読経が終わると、ダライ・ラマ法王は台湾からの参加者が最後に付け加えた「四弘請願しぐせいがん」(四つの祈願文)についてお話をはじめられた。 三毒の煩悩を断滅することができますように 正しい智慧を得て...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 今朝、ダライ・ラマ法王は公邸からツクラカンへと歩かれ、一般の人びとと忌憚なく交流された。中庭では、法王のお目に留まりたいと熱心なあまり、人びとがフェンスに体を押し付けられていた。 台湾の人々による中国語の『般若心経』が唱え終わると、法王は経頭に最後の偈を動きのあるメロディーでさらに唱え続けるように依頼さ...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ ダライ・ラマ法王は、20年以上にわたる隣国エリトリアとの国境紛争を終結に導き、平和と安定に向けて取り組んできたエチオピアのアビー・アハメド・アリ首相が2019年のノーベル平和賞を受賞したことを祝し、アビー首相に書簡を送られた。書簡のなかで、法王は次のように述べられた。 「エチオピアとエリトリアが成し遂げたよ...
ダライ・ラマ法王は、日本を襲った史上最強クラスの台風による被害を伝えるニュースに接して衝撃を受けられ、安倍晋三首相に書簡を送られた。そのなかで、法王は次のように述べられた。 「台風19号(ハギビス)により命を落とされた方々、そのご遺族の皆様に哀悼の意を捧げたいと思います。また、被災され、困難な生活を送っておられる方々に、心よりお見舞い申し上...
インド、チャンディーガル 法王は今朝、都市部まで30分ほどの距離を車で移動され、チャンディーガル大学に到着されると、学長および副学長を含む委員の面々によって温かく迎え入れられた。建物の入り口で伝統的なインド式の歓迎を受けられ、続いてチベット人の学生たちが “チェマル・チャンプー(ツァンパ、バター、大麦酒を捧げる伝統的な供物)” を順を踏んで法王に捧げた...
インド、チャンディーガル昨日、ダライ・ラマ法王はダラムサラからチャンディーガルに陸路で移動された。法王は、チトカラ大学で行われる第11回グローバル週間開会式典に招待されており、今朝、大学の代表者たちが、法王を宿泊先からラージプラのキャンパスまでエスコートした。グローバル週間は、世界中から招待された講師たちがチトカラ大学の学生に向けて短い講演を行う行事で、学生...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ ダライ・ラマ法王は、カナダの総選挙において中道左派の自由党が勝利したことを祝し、ジャスティン・トルドー首相に書簡を送られた。書簡のなかで、法王は次のように述べられた。 「この場をお借りして、難民の受け入れを拡大して下さったカナダ政府の思いやり深い政策に感謝の意を表したいと思います。難民は、世界中のさまざまな...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 今朝、タイの活動家スラク・シヴァラクシャ氏が率いる社会参加型の国際仏教徒ネットワーク(INEB:International Network of Engaged Buddhists)のメンバーが法王公邸においてダライ・ラマ法王に謁見した。主な参加者はタイから35人、インドから41人、ミャンマーから37人で、そ...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 今朝、アメリカ平和研究所(USIP:the United States Institute of Peace)の一団は、平和構築についてダライ・ラマ法王と対話を行うために、紛争地域の11ヵ国(アフガニスタン、コロンビア、イラク、リビア、ミヤンマー、ナイジェリア、ソマリア、南スーダン、シリア、チュニジア、ベネズ...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 今朝、ダライ・ラマ法王は、ダラムサラの公立大学(Government Degree College Dharamsala / GDCD)に新設された「古代インドの智慧」についての6ヶ月コースで学んでいる25人の学生、学長、教師たちのグループと会見された。また、この会見には北インドにある他の大学から来た100人...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 今朝法王は、チベット舞台芸術研究所(TIPA:Tibetan Institute of Performing Arts)に向けて公用車でマクロードガンジの町を通り抜けられた。その道中の両脇には、微笑むチベット人たちをはじめとした歓迎の人々が、両手にチベット伝統の白いスカーフ(カタ)を持って列をなした。法王が通...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 今朝、心と生命研究所(Mind & Life Institute)とダライ・ラマ法王との対話に参加する科学者たちと、約50名の聴衆が法王のご到着を待ちわびていたところ、朗らかな笑い声に続いて法王が会場に入ってこられた。法王は人々に「おはようございます」と声を掛けられ、握手をされた後、数人の旧友と挨拶を交わされ...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ ダライ・ラマ法王が公邸からツクラカンに向かわれた時、太陽は輝き、空が青く澄み渡り、背後にそびえたつ山々の頂には雪が見えていた。法王はツクラカンに向かって歩かれ、集まった人びとに手を振りながら、しっかりした足取りで中庭を進まれた。法王の説法を聞くために6,000人以上が集まっていたが、そのうち2,000人以上が...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 本日午前中、紛争地域から来た青年指導者たちとアメリカ平和研究所(United States Institute of Peace / USIP)の一行が、昨日につづいてダライ・ラマ法王と対話を行った。法王は謁見室に入られると、朝の挨拶の言葉と共に近くの人たちと握手された。 対話の進行役であるアメリカ平和...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ ダライ・ラマ法王は、インドとバングラデシュ沿岸部を襲ったサイクロン「ブルブル」による被害に心を痛められ、西ベンガル州のママタ・バナジー州首相に書簡を送られた。そのなかで法王は、尊い命が失われ、家屋が破壊されたとともに、西ベンガル州のいくつもの地域できわめて多くの人々が苦境に立たされていることへの悲しみを表明さ...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ カーター元米大統領の入院を伝えるニュースに接し、ダライ・ラマ法王は速やかにカーター元大統領に書簡を送られた。そのなかで法王は、カーター元大統領が順調に回復し、一日も早く自宅に戻れるよう祈りを捧げたことを伝えるとともに、次のように述べられた。 「貴殿は、真に意義ある人生を歩んでこられました。私は、貴殿の取り組...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 二日目の今朝も、心と生命研究所(Mind & Life Institute)の会長スーザン・バウアー・ウー氏がダライ・ラマ法王を出迎え、「ここに再び来ることができてとてもうれしいです。今回は南アフリカのプムラ・ゴボド=マディキゼラ氏と共に、慈悲の心、つながり、そして変容について探求します」と挨拶すると、法王は...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ 法話会の冒頭で、まずタイの僧侶たちが「最高の加持とは何か」という質問に対して釈尊が説かれた経典である『吉祥経(マンガラスートラ)』をパーリ語で誦経した。続いて法座の前に進み出た韓国の尼僧のグループが、韓国語で『般若心経』の読経を先導し、堂内前方の数列を占めている韓国の尼僧たちがそれに唱和した。 法王は次...