私の80歳の誕生日を祝福してくださった世界中のさまざまな国々の皆様に、心からお礼を申し上げます。皆様のあたたかいお気持ちやお言葉に感謝しています。 皆様もご存知のように、私は一切有情のために人生を捧げてきました。なかでも、私もその一員である人類のお役に立てるように、できる限りのことをするよう努めてまいりました。 一切有情に共通している...
インド、ジャンムー・カシミール州 ラダック 早朝、ダライ・ラマ法王はスピトク僧院を出発された。空気は清澄で、昇り始めたばかりの朝日が遠くの峰々を照らしていた。数千人の人々が法話会場へ向かうなか、法王もレー渓谷の向こう側にあるシワツェルの会場へと向かわれた。会場に到着されると、ラマたち、高官たち、来賓らに挨拶をされて法座に座られた。法王が白ターラー菩薩の灌頂...
インド、ジャンムー・カシミール州 ラダック スピトク僧院を山頂に頂く岩山の麓に、スピトク僧院仏教学院宿泊所はある。そこから空高くそびえるポプラ並木を少し歩くと、今朝行なわれる夏季高等仏教徒会議の開会式会場に張られた天幕とグラウンドが見えてきた。 スピトク僧院を背にして、夏季高等仏教徒会議の開会式を行なわれるダライ・ラマ法王。201...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方 レー ダライ・ラマ法王のレーご滞在2日目は、ジョカン寺のご訪問で幕を開けた。街の通りは、法王にひと目お目にかかって拝したいと願う地元ラダックの人々やチベット人、さまざまな国から来た人々で溢れかえった。法王は、大勢の旧友にご挨拶されながらジョカン寺へと進まれた。ジョカン寺に到着されると、法王はご本尊の正面に座られ...
アメリカ、ニューヨーク ダライ・ラマ法王が、ハドソン川に沿って車でジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンションセンターに向かわれていると、青空に法王のご長寿祈願の横断幕を引きながら頭上を軽飛行機が飛んだ。会場に到着されると、法王はすぐに法座におつきになり、長寿の灌頂授与に必要な準備の儀式を始められた。 ダライ・ラマ法王を歓迎したミュー...
アメリカ、カリフォルニア州 アーバイン ダライ・ラマ法王は今朝、カリフォルニア大学アーバイン校に向かわれる前に、カリフォルニアのテレビ局「KTLA」のクリスティーナ・パスクッチ氏のインタビューを受けられた。 パスクッチ氏が80歳になられた法王に、これまで最も影響を受けられた人物をお尋ねすると、法王は次のように述べられた。 「大勢の方々の影響...
アメリカ、カリフォルニア州 アーバイン ダライ・ラマ法王の80歳の誕生日を祝して開催中の「世界おもいやりサミット」の2日目、法王は会場に向かわれる前に、『タイム』誌のエリザベス・ディアシュ記者の取材に応じられた。はじめにディアシュ記者は、多元宇宙論(この宇宙は無数にある宇宙の中のひとつにすぎないという科学的理論)についてお尋ねした。 法王は、仏典にも複...
アメリカ、カリフォルニア州 アナハイム ダライ・ラマ法王は早朝、KIPニュースのアン・カリー氏によるインタビューで一日をスタートされた。法王ははじめに、「今朝は1時から起きて祈りを捧げました」と述べられた。アン・カリー氏が「お誕生日、おめでとうございます」と述べて法王の願いをお尋ねすると、法王は次のように答えられた。 「一切有情が望んでい...
アメリカ、テキサス州 ダラス ダライ・ラマ法王は英国からの長いフライトを経て、昨日ダラスに到着された。洪水警報の予報にもかかわらず、今日法王がジョージ・W・ブッシュ大統領センターに車で向かわれるときは、青空に太陽が輝く暖かい陽気だった。法王は、ジョージ・W・ブッシュ研究所の「人間の自由チーム」のディレクターであるアマンダ・シュネーザー氏に迎えられた。旧...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ ダライ・ラマ法王の満80歳の祝賀式典が2日間にわたって行なわれ、初日の今日、朝からツクラカンはお祝いに詰め掛けた人々で庭までいっぱいになった。大勢の僧侶と尼僧をはじめ、手持ちの一番上等な服に身を包んだ一般の人々やチベット人学校の生徒たちで祝賀会場は埋め尽くされた。 ツクラカンで法王...
オーストラリア、ノーザンテリトリー北部特別州 ウルル 今朝、ダライ・ラマ法王がホテルのロビー階を歩いて来られたとき、ウルルを訪れていた他の観光客たちは、法王にご挨拶し、握手を求め、お写真を撮るなどの恵まれた機会を得て、とても幸せそうな顔を見せていた。 ウルル・カタジュタ国立公園に到着され、歓迎を受けられるダライ・ラマ法王。2015...
オーストラリア、クイーンズランド州 ブリスベン 今朝、ルーラをお発ちになるダライ・ラマ法王を、ホテルのロビーと玄関に列を作った人々が見送った。法王は地元警察官らと写真撮影をされ、友人と支持者たちに別れを告げて車に乗られた。3週間ぶりの雨の中、シドニーへの車の移動は朝の通勤渋滞の時間帯にもかかわらずスムーズに運んだ。 ルナ・パークに...
2015年6月5日 オーストラリア、ブルーマウンテン、ローラ ダライ・ラマ法王は法話のはじめに、集まった聴衆に向けて次のように挨拶をされた。「兄弟姉妹の皆さん、私は再びここに来ることが出来てとても嬉しく思っています。これまで長年の間オーストラリアとニュージーランドの多くの方々を存じ上げていましたので、今回は再会のようなものですね。また、新しい友人を作る...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ 今朝ダライ・ラマ法王はアッパーダラムサラのチベット子ども村(TVC)に到着され、伝統的なチベットの歓迎を受けられた。大勢の女子生徒たちがチベットの伝統的な歓迎の歌を捧げた。法王は車から降りられてステージに向かわれる途中、大観衆の中でお目に止まった何人かの人々と挨拶を交わされた。アッパーダラムサラとロウワーダ...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 カングラ、シドバリ ダラムサラ郊外にあるシドバリのギュト僧院ラモチェ学堂に、ダライ・ラマ法王の教えを聴聞するため約5,000人が集まった。ギュメならびにギュトのふたつの密教大学の大勢の僧侶たちや在家の人々などで、広い本堂や本堂を囲むベランダ、そして庭までもがいっぱいとなった。いつものように最初に『般若心経』、『現観荘厳...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 カングラ ダライ・ラマ法王は今日、ご招待に応じてお住いのダラムサラ近郊に位置する古代都市カングラを訪問された。カングラでは、バラジ病院ならびにシュリー・バラジ・メディア・イノベーションズ創設者のラジェシュ・シャルマ博士、ヒマーチャル・プラデーシュ州政府の都市住居計画担当大臣スディール・シャルマ氏からのお出迎えを受けられ...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ ダライ・ラマ法王は、昨日ネパールを襲った大地震によって多くの尊い命が失われ、被害が拡大していることに深い悲しみを表明されるとともに、ネパールのスシル・コイララ首相に宛てて次のようなメッセージを送られた。 「ネパールの皆様とチベット人は、古来より隣人として暮らし、現在も多くのチベット人難民がネパールで暮...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ 本日の午後、アッパーダラムサラにあるチベット子ども村(TCV / Tibetan Children‘s Village)の学校では、ダライ・ラマ法王と法王のご親友のデズモンド・ツツ元大主教、ご令嬢のムホ女史、そして「喜びの書」の編纂チームを招聘した。法王とツツ元大主教が法王私邸より車で来られる道の両脇に...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ 4月18日、ダライ・ラマ法王は古いご友人のデズモンド・ツツ元大主教とご令嬢のムホ女史を出迎えられるため、カングラ空港に赴かれた。南アフリカの哲学概念であるウブントゥ(Ubuntu)という言葉は「他者を思いやる」ということであり、「みんなの成功があれば、私の成功がある」という意味である。この概念をより広く理解...
インド、ニューデリー ダライ・ラマ法王は2週間にわたる日本ご滞在中、日本の科学界、政界、医療界、仏教界など多方面の専門家をはじめ、学生や一般の人々と謁見、交流に臨まれ、日程の締めくくりとなる最終日には集まった台湾人、チベット人らと謁見された。法王はチベット人らに対し、自分のためだけでなく全人類のためを考えて行動するよう、次のように呼びかけられた。 「私た...
東京 早朝、ダライ・ラマ法王はまだ聴衆のいない昭和女子大学人見記念講堂のステージに上がられた。そして、立体マンダラが収められた小さな厨子と十一面千手観音の仏画(タンカ)と向き合うようにして坐られると、本日授与される灌頂の準備の儀式に入られた。法王がこの儀式を行なっておられるうちに、会場は次第に聴衆でいっぱいになった。 聖観自在菩薩...
東京 再び麗らかな日和となった今朝、ダライ・ラマ法王をお乗せした車は日曜日の比較的閑散とした道を走り、法話会の会場である昭和女子大学人見記念講堂へと向かった。人見記念講堂の入口には法話を聴くために大勢の人々が並んでいて、不意に法王のお車が到着したことに驚き、お辞儀をしたり手を振って挨拶した。 法王は、開演時間である9時30分きっかりに法座に着かれた。会場...
東京 ダライ・ラマ法王は、佛性會の招きを受けて金沢へ赴かれ、二日間の静養を取られた。翌日の早朝、法王は再び東京へと向かわれた。金沢駅に着かれると、3月に開業したばかりの北陸新幹線「かがやき」に乗車された。列車は長野を経由して約500キロの距離を走り、2時間半後に東京駅に到着した。 曹洞宗大本山總持寺で、ご訪問の記念にメッセージを記...
岐阜 ダライ・ラマ法王は今朝、何組かの謁見に応じられてから、朝日新聞の小暮哲夫氏と磯村健太郎氏、そして株式会社ライブ・ビューイング・ジャパンの取材に応じられた。その中で、法王がノーベル平和賞を受賞されてから25年以上が経過した今、テロが世界中に広がっていることをどのように受け止めているかという問いかけに、法王は次のように答えられた。 「東西冷戦の象徴であ...
愛知県、名古屋 ダライ・ラマ法王は今朝、東京から名古屋へ新幹線で移動され、下車後は自動車で愛知学院大学に向かわれた。同大学の歴史は1876年に曹洞宗専門支校として設立されたことに始まる。現在は、曹洞宗開祖道元禅師が説いた人間形成と知識を磨くことは一体であるという精神のもと、5万人の学生が学んでいる。 愛知学院大学でのご講演会場に向...