インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ 今日、ダライ・ラマ法王は、前回同様、法王公邸でベトナムCEOクラブのメンバー約80人と面会された。ハノイ、ハイフォン、ホーチミン市(サイゴン)、ダナンというベトナムの4都市からも、300人から500人位のグループが新たに開発されたインタラクティブなテレビ会議システムを通じてこの法話と許可灌頂に参加した。寺と...
京都ダライ・ラマ法王が昨日日本に到着された。今回は23回目のご来日となる。成田空港では、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表のルントック氏、清風学園専務理事の平岡宏一氏、今回のご来日の主催者、日本の古いご友人の方々、インド大使館の代表が法王をお迎えした。また空港の外には、チベットの伝統に従って法王を歓迎しようと約100名のチベット人が集まっていた。 法王は...
大阪ダライ・ラマ法王は昨日、米次期大統領に選ばれたドナルド・トランプ氏に書簡を送られ、自由・民主主義・法の支配のチャンピオンである米国への長年にわたる称賛の念を表明された。そして、世界中が民主的な展望を持つリーダーとしての米国の役割に大きな期待を寄せていることを伝えられた。 また法王は、平和・非暴力・思いやりというチベット古来の仏教文化を守り伝えるための取...
チェコ共和国、プラハダライ・ラマ法王はプラハの文化省に到着されると、ダニエル・ヘルマン文化大臣とキリスト教民主同盟=チェコスロバキア人民党の一団の歓迎を受けられた。対話の前に、法王とヘルマン大臣は省内にある礼拝堂に向かわれた。 対話のなかで法王は、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世に対する尊敬の念を表明され、ローマ教皇の呼びかけで1986年にアッシジで開催さ...
横浜 陽光の輝く暖かい横浜の秋の日、ダライ・ラマ法王は、この日の午前中の時間すべてをあてて個別謁見とグループ謁見に応じられ、遠路から法王に拝謁するために来たチベット人、韓国人、モンゴル人のグループと会見された。150人以上のチベット人たちは法王に拝謁するためにフロアに長い列を作り、仏画を掲げる人や涙をぬぐう人、法王が話される間両手をあわせて祈っている人など...
東京東京の冷え込んだ朝、ダライ・ラマ法王が世田谷学園に到着されると、学生服に身を包んだ男子生徒が長い列をなし、興奮抑えきれぬ様子で法王をお迎えした。どの列にもチベット国旗がはためき、校門には法王を歓迎する横断幕が英語で掲げられていた。教員らは同校の「Think & Share(智を極め、分かち合う)」という標語の下、3階の通路から法王のご到着を見届けた。 ...
高野山高野山全体が濃い霧と静寂に包まれた早朝、ダライ・ラマ法王は滞在先である金剛峯寺を出られ、高野山大学松下講堂黎明館に向かわれた。 この日、法王は「21世紀における仏教徒の使命」と題して9時から講演を行なわれることになっていたが、開始時刻より20分以上早く会場に到着され、少しでも早く登壇して聴衆の質問に応えることを望まれた。法王が、席を埋めつつある聴...
高野山小雨の降る肌寒い灰色の朝、ダライ・ラマ法王は大阪を出発された。曲がりくねった狭い道を上った先には、立ち上る霧と赤い紅葉に彩られた高野山が顕れた。高野山は弘法大師空海によって1200年前に開かれた高野山真言宗の聖地で、現在117の子院が並ぶ。 法王をお乗せした車は、聳え立つ木々の間を縫って進んだ。厳かでピンと張りつめた空気はチベットを思わせる。二時...
大阪 昨日の昼食休憩後、ダライ・ラマ法王はシャーンティデーヴァ(寂天)の『入菩薩行論』の法話会を再開された。 法王はテキストの大切な部分を要約して説明され、その中で以下のことを強調された。すなわち、もしこのテキストを最初から最後まで通して勉強する時間がないならば、テキストの中で最も大切な章は忍耐について説いている第6章と、自分と他者は平等であると瞑想...
大阪 本日ダライ・ラマ法王が、落成したばかりの清風学園新校舎の大師ホールに到着されると、会場を満席にした約千人の法話参加者が法王を歓迎した。ダライ・ラマ法王秘密集会実行委員会委員長の菅智潤氏の挨拶に続いて、会場の清風学園理事長の平岡英信氏が歓迎の辞を述べた。 「当初は秘密集会の灌頂を授ける予定でした。しかし9月にはヨーロッパを二週間訪れ、ダラムサラに...
大阪肌寒い今朝の曇り空の下、ダライ・ラマ法王は、大阪市天王寺区の清風学園清風中学・高等学校に到着されると、平岡英信学園長のお出迎えを受けられた。約3,000人の生徒と職員たちは、校庭で法王のご到着を興奮気味に待っていた。法王はステージへ向かわれる途中、何度も足を止めて生徒たちと挨拶を交わされた。法王が着席されると、生徒たちは『般若心経』を読誦した。 最...
モンゴル、ウランバートル 昨日の朝遅く、ダライ・ラマ法王は日本を発たれモンゴルに向かわれた。法王をお乗せした飛行機がウランバートル上の雲をくぐって降下すると、大地は見渡す限り雪に覆われていた。 法王は飛行機のドアのところで、ガンダン・テクチェンリン僧院のチューキ・ギャムツォ僧院長とモンゴルの高僧たち、インド大使館代表、モスクワ法王事務所代表のテロ・ト...
モンゴル、ウランバートル ダライ・ラマ法王は、本日最初のプログラムとしてモンゴル駐在のインド大使と面談された。滞在先のゲストハウスのロビーに出てこられた法王を、大勢のモンゴル人がお加持を求めて待ち受けていた。マイナス40度というウランバートルの記録的な寒波の中を法王は外に出ていかれた。 ブヤントウハー・スポーツセンターに到着された法王は、伝統的な法衣...
モンゴル、ウランバートル 今朝、ダライ・ラマ法王をお乗せした車列は、朝日に照らされた街を縫うようにして本日の会場へ向かった。会場に到着すると、法王はまず150人ほどのジェツン・ダンパ・センターのメンバーに会われた。法王への報告として、センター所長が活動報告書を読み上げ、受刑者や地元のがん専門病院の終末期患者とその家族の精神的支援など、さまざまな活動内容を伝...
埼玉 ダライ・ラマ法王は、金沢の古くからのご友人宅で二日間ゆっくり過ごされた後、今朝金沢を発ち、新幹線で大宮に向かわれた。 大宮からは車で田園地帯を移動し、埼玉医科大学に直行された。法王は到着されるとすぐに丸木家のご遺族を弔問された。理事長丸木清浩氏が前日に逝去されたためである。 丸木清浩氏の父である丸木清美氏は、医大と病院の創立者であり、1965年、...
モンゴル、ウランバートル 今朝、ダライ・ラマ法王は空港へ向かわれる前に、宿泊先のゲストハウスで記者会見を行なわれた。50名ほどの取材陣を前に、法王は、9回目のモンゴル訪問を成功裏に終えられた喜びを語られた。 「私はどこへ行っても、自分はこの地球に暮らす70億の人間のひとりにすぎないというお話をしています。私たちのだれもが幸せを求めていて、苦しみを求めてい...
モンゴル、ウランバートル 今日午前中、ダライ・ラマ法王はウランバートル市街にある文化センター(文化宮殿)で地元のテレビ局の取材を2件受けられた。 その後、同会場でご講演された法王は、モンゴルの若者たちに向けて次のように語られた。 「チベットとモンゴルは共に仏教を信仰していることもあり、千年以上にわたって友好関係を保ってきました。現在、世界は物質的には繁...
チェコ、プラハ ダライ・ラマ法王は今朝、スロヴァキア共和国のブラチスラバから霧の立ち込めるプラハに降り立たれた。ホテルにご到着後すぐチェコ国営テレビ局のニュース専門チャンネル「CT24」の取材を受けられ、チェコ共和国の故バツラフ・ハベル大統領の良き点について聞かれた法王は、次のように答えられた。 「真実を語り、正直で、隠し事をされなかったところです。そし...
スイス、チューリッヒ 今朝、ダライ・ラマ法王がグロスミュンスター大聖堂にご到着になると、クリストフ・シグリスト牧師がお出迎えし、福音教会、ヒンズー教、ユダヤ教、ローマ・カトリック教会の代表者を法王に紹介した。宗教指導者たちは法王とともに、千人もの人々であふれている教会に入場した。全員が着席すると、オルガン演奏によるバッハのトッカータが、建物内に鳴り響いた。...
スイス、チューリッヒ今朝、ダライ・ラマ法王が次第に賑わい始めたチューリッヒの街路をハレンシュタディオン屋内競技場に向けて車で通られた時、町は冬の冷たい空気に包まれていた。しかし、競技場の入口には、法王を歓迎するため手に花を持った子供など、チベットの大勢の子供たちがにこにこ微笑みながら長い列を作って待っていた。 ホールに入られると、法王は演壇に向かって歩...
スイス、チューリッヒ煙突からの煙が漂うベルンの曇り空の下、ダライ・ラマ法王は今日最初の予定であるスイス国営テレビ局の番組『Sternstunde Philosophie(星の時間と哲学)』の取材を受けられた。インタビュアーを務めたのはアミーラ・ハフナー・アル・ジャバジ氏で、宗教における対話に取り組んできた同氏は、対話をする気がない相手にはどのように接すればい...
スイス、チューリッヒ 70年以上にわたり、タイの人々の希望とインスピレーションの源であり続けられたプミポン・アドゥンヤデート国王陛下のご崩御に接し、ダライ・ラマ法王はシリキット王妃陛下に書簡を送られ、悲しみを表明された。そのなかで、悲嘆の中におられる王妃陛下、ご家族、タイの人々へお悔やみを伝えられ、1967年にダライ・ラマ法王が最初にタイを訪問された時、故...
スイス、ベルンリガをご出発前、ダライ・ラマ法王はロシアの知識人グループと短い会談をされた。 「格式張らない場としたいので、どうぞお気楽に」と述べられた後、自国を去り、亡命するという決断について問われた法王は次のように答えられた。 「歴史的に言って、政府の指導者には寛大な者も、時としてそうでない者もいました。ですが重要なのは、指導者は永遠に指導者なので...
ラトビア共和国、リガ木々のこずえやリガの教会群の尖塔を照らす黄金色に輝く早朝の光とは裏腹に、今朝の空気は冷えきっていた。ダライ・ラマ法王は、バルト諸国から参加した約75人のチベット支援者たちと会見された。最初にラトビアの仏教徒たちより、法王のご来訪を歓迎して、千手観音菩薩のタンカ(仏画)が贈られた。法王はこれを受け取って次のように述べられた。 「観音菩...
ラトビア共和国、リガ昨日、ダライ・ラマ法王はインドを出発され、ヘルシンキを経由してラトビアに到着された。そして今朝、首都リガの街路を冷たい風が吹き抜けるなか、法王は車でスコントン・ホールに向かわれた。会場では、4,500人の聴衆が席を埋めていた。その内、およそ3,000人がロシアから、500人がカルムイクから、300人から400人がブリヤートから、100人が...