インド、ラダック地方レー
ダライ・ラマ法王は、米ハワイ州マウイ島において壊滅的な山火事が発生し、多くの人命が失われ、家屋や歴史的建造物が焼失するという悲しい事態が生じたことを受けて、ハワイ州知事のジョシュ・グリーン氏に書簡を送り、心からの哀悼の意を表明された。法王は、悲しみの淵に沈む犠牲者の遺族と、マウイ島をはじめとするハワイ州の人々のために祈りを捧げると、次のように書簡に綴られた。
「これまで私は何度かハワイを訪問する機会に恵まれ、マウイ島も訪れたことがあります。ハワイの人々が、人間としての基本的な価値を高め、宗教間の調和を促進するための私の取り組みに関心を持ってくださったことに、私は深く感謝しています。また、ハワイの皆様との交流の中で、皆様の伝統文化に対する深い献身の心に触れて、私は胸を打たれました。それゆえ、かつてハワイ王国の首都であったラハイナが山火事の被害を受けたことは、とりわけ残念でなりません。貴殿ならびにハワイの皆様が、精神的な強さによってこの悲劇に対処することができますよう祈りを捧げたいと思います」
「建物への被害は修復不能かもしれませんが、私は、連邦政府やハワイ州、その他の機関が、被災者が求めている援助と支援を提供するためにあらゆる手を尽くしていることを理解しています」
法王は、再度祈りを捧げて、書簡を締め括られた。