インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
ダライ・ラマ法王は今朝、英国のエリザベス女王2世の逝去を受けて、ご子息で新国王となるチャールズ3世に書簡を送り、国王と王室ならびに英国民に向けて深い悲しみと心からの哀悼の意を表明された。書簡の中で、法王は次のように述べられた。
「私がまだ若く、チベットにいた頃のことですが、雑誌で女王陛下の戴冠式の写真を拝見したことを覚えています。英国で最も長く君主を務められたその治世は、今日生きている多くの人々にとって、祝いや励まし、継続性による安心感をもたらすものでした。
「母君は、威厳と気品、強固な奉仕の精神、あたたかい心を持って意義ある人生を送られましたが、それらは私たちのだれもが大切にすべき資質です」
法王は最後に祈りを捧げて、書簡を締めくくられた。