インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
南インドのアンドラ・プラデーシュ州では、複数の地域で大雨が降り続き、洪水による死者や家屋への被害が発生し、きわめて多くの人々が苦難に立たされている。これを受けて、ダライ・ラマ法王は、ジャガン・モハン・レッディ州首相に書簡を送り、州首相をはじめ、この大洪水により命を落とした人々の遺族とすべての被災者に向けて、お悔やみとお見舞いの気持ちを伝えられた。
書簡の中で、法王は次のように述べられた。
「被災された方々のために祈りを捧げたいと思います」
「私は、州政府や国の緊急援助隊をはじめとする諸機関が救助・救援活動に取り組み、全力を尽くして被災者の救護にあたっていることに深く感謝しています」
「アンドラ・プラデーシュ州の皆様との連帯のしるしとして、ダライ・ラマ基金より、救援・救済活動のための寄付をしたいと思います」
法王は、長年にわたりアンドラ・プラデーシュ州を何度も訪れる機会に恵まれ、2006年にはカーラチャクラ灌頂を授与するための大規模な法話会をアマラーヴァティーで行われている。開催にあたり、州政府は惜しみない便宜をはかり、何千人もの巡礼者たちが伝授を受けられるようになり、さらにはグントゥールのナーガールジュナコンダ(「ナーガールジュナの丘」の意)などの聖地を訪れることもできたという経緯から、法王は今も感謝しておられるのである。
法王は、祈りを捧げて書簡を締めくくられた。