インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
今朝、ダライ・ラマ法王は、インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州の元首相、シュリー・ヴィールバドラ・シン氏の逝去の報を受け、プラティバ・シン夫人に書簡を送り、哀悼の意を表明された。書簡の中で、法王は次のように述べられた。
「ヴィールバドラ・シン氏は長きにわたって人々のために尽くし、意義深い人生を送られました。私は、氏が深い愛情と思いやりの心を持って人々の要望に耳を傾けておられる姿に敬服していました。また、長年にわたって私に示してくださった温かい友情に感謝しています」
「歴史的に見て、その藩王が属していたかつてのブシャール藩王国の人々と、隣接する西チベットの人々との間には長い間の密接な結びつきがありました注」
注:シン氏は、ブシャール藩(現在のキノールとシムラーの一部)の藩王の末裔で、“ラジャ・サヒーブ(藩王)”と呼ばれて人々から敬愛された。
「このヒマーチャル・プラデーシュ州の地において、最も長く首相を務められたシュリー・ヴィールバトラ・シン氏のご逝去は多くの人々に深く哀惜されることでしょう」
そして法王は、「祈りを込めて」という言葉で書簡を結ばれた。