インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
ダライ・ラマ法王は、インド北東部のアッサム州で発生した洪水の被害を懸念され、サルバナンダ・ソノワル州首相に書簡を送られた。書簡のなかで、法王は次のように述べられた。
「モンスーンの豪雨がもたらす破壊的な苦しみは、アッサム州をはじめ、インドのさまざまな地域において年を追うごとに大きくなっています。不幸にも、今年は新型コロナウイルスの世界的蔓延により、状況はさらに困難を極めています。私が今日、こうして書簡を書いているのは、アッサム州のいくつもの地域で洪水が発生し、そのために多くの命が失われ、家屋が破壊されるなど、じつに多くの人々が甚大な被害に直面していることへの悲しみを表明したいと思ったからです」
「私は、アッサム州政府が可能な限り被災者の救援にあたっておられることに感謝しています。アッサム州の人々との連帯のしるしとして、ダライ・ラマ基金より被災者救援のための支援金を寄付したいと思います」
法王は最後に、州首相、愛する家族を失った人々、この洪水の被害を受けたすべての人々に向けて、深い哀悼の意を捧げられた。