インド、カルナータカ州ムンゴット
英国の総選挙で保守党が勝利したことを受け、ダライ・ラマ法王は、ボリス・ジョンソン首相に祝福の書簡を送られた。
法王は、チベットと英国の特別なつながりに言及して、次のように記された。
「われわれチベット人は、英国との長きにわたる歴史的かつユニークな関係を大切にしてきました。実際に、1959年にわれわれがインドに逃れてから数週間のうちにチベット・ソサエティUKを立ち上げてチベット難民を支えてくださったのは、1950年以前にチベットに駐在していた前英国政府職員を中心とする友人や支持者の皆さんだったのです。このことは、英国とチベットの両国民の間に強い絆があることを確信させてくれました」
法王はまた、英国の無線通信士ロバート・フォード氏についても言及された。チベットで初の無線通信士としてチベット政府に仕えていたフォード氏は、1950年に中国共産党軍によって逮捕されたが、5年間におよぶ獄中生活を耐え抜いた。
最後に法王は、ジョンソン首相が前途の困難を乗り越えることができるよう祈りを捧げられた。