インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
本日、ダライ・ラマ法王は、インドのアタル・ビハリ・バジパイ元首相(93歳)の訃報を受けて、バジパイ元首相の養女ナミタ・バタチャリヤ氏に書簡を送られた。書簡の中で、法王は次のように哀悼の意を表明された。
「私はアタル・ビハリ・バジパイ氏に出会い、友人として頼りにさせていただけたことを光栄に思っています」
「私たちはバジパイ氏の在職中には定期的に会い、引退後は、私がご自宅を訪問して交誼を続けていました」
「バジパイ氏は、真に献身的な政治家でした。ご逝去により、インドは傑出した国民的指導者を失ってしまいました。バジパイ氏が力強くチベット人を支えてくださるようになったのは、1950年代の末のことでした。以来、インド政府がチベット側に立つ姿勢を貫くよう、常に国会において訴え続けてくださいました」
法王は最後に、バジパイ氏のご遺族や友人、同僚に哀悼の意を述べられ、この素晴らしいインドの政治家に敬意の念を捧げられた。