インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
ダライ・ラマ法王は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の両首脳それぞれに書簡を送られ、先の会談を通して「朝鮮半島の非核化」と「年内に朝鮮戦争の終戦宣言をし、休戦協定を平和協定に転換するための取り組みを推進する」との合意に至ったことを称えられた。その書簡の中で、法王は次のように述べられた。
「私は世界中の非軍事化と核兵器廃絶を求める者として、お二人が対話を通して朝鮮半島の永続的平和の確保に至られたことを、心から歓迎しています」
「世界のさまざまな場所で、戦争や暴力によって、これほど多くの苦しみが引き起こされていることは、じつに耐え難いことです。お二人が見せてくださったのは、真に平和的なアプローチであり、友好・信頼・平和を築くには対話が唯一の方法であるということを示してくださいました」
「私は、この度の進展が世界中の核兵器廃絶と真の永続的平和の確保に向けた協力的な取り組みに貢献するものとなることを、心から願っています」
「また私は、国際社会もお二人が取られた前向きな歩みをしっかりと支えていくことを確信しています」