インド、オリッサ州ブバネーシュワル
今朝、ダライ・ラマ法王はブバネーシュワルへ出発する前に、ダラムサラに向かう途中のオーストラリア国会代表団の議員と会談された。
その後法王は、デリーから2時間の快適なフライトでブバネーシュワルのビジュー・パトナイク国際空港へ到着され、オリッサ州政府代表のスーリヤ・ナラヤナ・パトラ流通消費省大臣、アショーク・パンダ文化観光省大臣、モナ・シャルマ観光省次官、ニティン・ジャワレ観光省部長の出迎えを受けられた。法王を招聘したカリンガ産業技術研究所(Kalinga Institute of Industrial Technology / KIIT)とカリンガ社会科学研究所(Kalinga Institute of Social Sciences / KISS)の創始者であるアチュタ・サマンタ博士と、プントクリンチベット人居住区の高官やルンポ・リンポチェも法王を歓迎するために待機していた。
空港の外ではオリッサ州在住のチベット人たちが法王にご挨拶しようと集まっており、法王は彼らに手を振ったり笑いかけたりされた。報道関係者の一団も法王ご到着を記録するために集まっており、法王は報道陣に向けて、より平和な世界を構築するために貢献できるようになるためには、一人ひとりが破壊的な感情(煩悩)をよりうまくコントロールできるよう努力することが必要であることを手短に述べられた。
その後、ナヴィーン・パトナイク州首相が首相官邸に法王を迎え、二人で短い対談をされた。そして再び法王は、外に集まった報道陣に手短に話をされ、パトナイク州首相はインドで最も長く首相を務めている方だと紹介された。そして、この州に定住したチベット人たちに対するこれまでの温かい対応に感謝の意を表された。法王はこの後ご滞在先のホテルへ戻って休まれた。
明日、法王はカリンガ社会科学研究所の2万人以上の学生たちに向けて講演をされる予定である。