インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
ダライ・ラマ法王は今朝、フランス大統領選の勝利を祝い、エマニュエル・マクロン氏に書簡を送られた。
法王は書簡の中で、昨年フランスを訪問した際に次期大統領と交わされた会話を思い起こし、次のように述べられた。
「昨年9月にパリであなたにお会いできたのは私にとって名誉なことでした。その時あなたが表明されたお気持ちに対して、私は深く感謝しています。長年にわたり貴国を訪問する度に、あらゆる職業や社会的地位にある方々から示していただいた慈愛と友情に私は心を動かされました。
ご存知の通り、ひとつの国や他の地域の関心事よりも、より広い社会の長期的な共通の利益を先行させている欧州連合(EU)の精神を、私は心の底から称賛しています。私は欧州連合がますます強い力を持って成長し、これからの時代において、他の大陸が追従するべきよきモデルとなることを願っています。
フランスは欧州連合を支える柱のひとつですので、今後の課題をうまく解決する上で積極的な役割を果たすことができると私は確信しています」
書簡の終わりに、法王は祈りと願いを捧げられた。