インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ
2016年のノーベル平和賞が南米コロンビアのファン・マヌエル・サントス大統領に授与されたことが発表されると、ダライ・ラマ法王はすぐにサントス大統領に祝福の書簡を送られた。52年間にわたる内戦の終結に向けたサントス大統領の揺るぎない努力を讃えて、法王は次のように記された。
「この度の受賞は、当初は実現が困難と思われていたコロンビアの平和が、不断のご尽力によって促進されてきたことの証です。多大な困難にもかかわらず、固い決意をもって和解と平和に向けて取り組み続けておられることに、私は心から勇気づけられています。大切なのは、ゴールに到達するまで闘い続けることなのでしょう」
「近い将来、これまで培ってこられた対話・相互理解・尊重の精神が実を結び、平和と繁栄の時代がコロンビアに到来することを私は確信しています」