インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ
ダライ・ラマ法王は、脳卒中で入院していたシモン・ペレス前イスラエル大統領が逝去されたことに悲しみを表明された。ペレス・ピース・センターに送られた書簡の中で、法王は次のように述べられた。
「ペレス氏のご冥福をお祈りするとともに、ご家族の皆様に心よりお悔やみを申し上げます」
「ペレス氏と私は長年、さまざまな場所でご一緒する機会をいただいてきました。最後にお目にかかったのは、2006年にヨルダンで開催された、ノーベル賞受賞者や思想家たちが世界の緊急課題について話し合うための会議に出席したときでした」
「私は、イスラエル・パレスチナ間の和平に向けたペレス氏のご尽力を心から称えていました。そして実際に、そのご尽力によって1993年の歴史的なオスロ合意が成立したのです」
法王は、ペレス氏が和解の重要性についてたびたび語り、パレスチナ人はイスラエル人にとって「最も近くに住む隣人」なのだから、「最も親しい友人」になれるかもしれない、とかつて述べていたことに触れて、最後に次のように記された。
「その願いが一日も早く実現するようお祈りしています」