インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ
ダライ・ラマ法王は、エリザベス2世女王の90歳の誕生日を祝し、書簡を送られた。
書簡のなかで、法王は次のように述べられた。
「女王陛下のことは、私がまだ少年で、チベットで過ごしていた頃から敬愛しておりました。女王陛下について書かれたものを拝読したときのことや、戦争で荒廃したロンドンで、王室の方々が市民を訪ねては慰めておられるニュース映画を拝見したときのことを今も鮮明に憶えています。在位期間最長の英国君主にふさわしい盛大な祝賀行事が行なわれ、世界中から賛辞が届けられていることと思います。そのたくさんのメッセージのなかに、私からの『お誕生日、おめでとうございます』の気持ちを加えていただけましたら幸いです」
法王は、エリザベス女王のことを「多くの人々にとって揺るぎない鼓舞の源であり、精神力と献身の手本」と称えられ、最後に次のように書かれた。
「このすばらしい機会に、女王陛下とイギリス連邦王国の皆様のさらなる幸せと繁栄と長寿を願い、祈りを捧げます」