ドイツ、ハンブルク
モンスーンの気怠い暑さに包まれたニューデリーを後に、ダライ・ラマ法王はドイツへ飛び発たれた。フランクフルトで短い途中下車の後、正午前にハンブルクに到着された。
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ホテルの所有者ブロック夫妻とスタッフらと共に記念撮影をされるダライ・ラマ法王。2014年8月22日、ドイツ、ハンブルク(撮影:ジェレミー・ラッセル、法王庁)
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空港では、駐ハンブルクのインド総領事ヴィジュ・ネア博士、今回の招聘の責任者であるクリストフ・スピッツ氏、チベットセンターのゲシェ・ペマ・サムタン師と同センター長ステファン・クーガ氏が出迎えた。ハンブルク市内の軽快なドライブを経てホテルに着かれると、現地のチベット人や支援者たちは法王のご到着に喝采を送り、暖かく出迎えた。
ハンブルク滞在中の予定では、明日ダライ・ラマ法王は「世俗の倫理観」について講演されることになっている。次の2日間、シャーンティデーヴァの『入菩薩行論』について法話をされ、その終わりには観音菩薩の許可灌頂を行われる予定だ。また、チベット遊牧民の消えゆく生活様式について展示中のハンブルク民俗学博物館をご訪問、チベット人及び国際宗教団体との面会も予定されている。