インド、ヒマーチャルプラデーシュ州 ダラムサラ
チベットの精神的リーダーであるダライ・ラマ法王は本日、ラダックで行われた第33回カーラチャクラ潅頂伝授会を終えられ、デリー経由でダラムサラに戻られた。7月3日から14日間にわたって行われたカーラチャクラには、73か国から20万人の人々が参加した。
灌頂の間、法王は、ラダックの様々なコミュニティーに対してコミュニティー間の宗教的、社会的調和を呼びかけられた。ダラムサラのガガル空港で出迎えた報道関係者と話された法王は、世界各地で進行中の暴力について懸念を示された。
「すべての宗教は愛情と慈悲について話します。その信者の中に暴力をふるうことに身を任せる者がいることはは非常に悲しいことです。」
近く発表されるダライ・ラマ法王のスケジュールの中に8月のドイツへの訪問が含まれている。その訪問中、法王は8月23日にハンブルグで『現世の倫理 - 私たちの人生における人としての価値』というパネル・ディスカッションを行われる。8月24日と25日にはシャーンティデーヴァ『入菩薩行論』の法話会を行われ、観音菩薩の灌頂を8月26日の朝に授与される予定だ。