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伊勢皇學館大学での記者会見にて、皇學館大学上杉千郷理事長(左)、元衆議院議員で「チベット問題を考える議員連盟」発足者、牧野聖修氏(右)と共に座られるダライ・ラマ法王。2007年11月17日、三重県伊勢市(撮影:テンジン・ダセル、パユル) |
三重県 伊勢(パユル)
ダライ・ラマ法王は本日午後、日本の西部にある三重県伊勢市に到着された。
法王は伊勢市の宇治山田駅で、三重県議会で議長を務める岩名秀樹氏と、元衆議院議員で「チベット問題を考える議員連盟」の発足者である牧野聖修氏の歓迎を受けられた。また日本のチベット団体メンバーらも、カタを持って法王を出迎えた。
法王は、秘書のテンジン・ゲチェ・テトン氏、弟のガリ・リンポチェ、東京のダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表ラクパ・ツォコ氏や事務所関係者らに同道された。
駅を後にした法王は、皇學館大学に向かわれ、大学理事長上杉千郷氏、学長の伴五十嗣郎氏、学部長の清水潔氏に歓迎された。
法王はその後、来日中のチベット人ジャーナリストらを含むプレス関係者から、伊勢訪問の目的や、宗教の平和的共存をテーマとした対話への参加に臨む決意ついて取材を受けられた。
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日曜日に開催される国際宗教フォーラムを前に、皇學館大学のホールにて謁見のため集まった人々に話されるダライ・ラマ法王。2007年11月17日、三重県伊勢市(撮影:テンジン・ダセル、パユル) |
法王は、「異なった宗教間の調和」を促進することは、成し遂げるべき二つの重要課題のうちの一つである、と述べられ、もう一つは「人間的価値の促進」である、と述られべた。
記者会見では、チベットの最高指導者である法王は、中国政府に対し「意義ある自治」への理解を求め、それを繰り返し述べられた。ダライ・ラマ法王は、「私が真の自治権を求めているだけであることは世界中の方がたがご存知です」と述べられ、中国の国家要人が容赦なく非難しているような独立を求めていないことを明らかにされた。
「中国政府は、私を分離独立分子であるとみなし、未だに非難し続けています。」 |