遠来の人々
日本滞在2日目の13日、ダライ・ラマ法王は早朝から多くの人々と面会された。日本各地はもとより、フランスや中国からの来客もあった。法王は、小さな可愛らしい訪問客の頰に優しく手を添えられた。(撮影:テンジン・ジグメ)
仙台市で2014年4月に「東日本大震災神道祈りの会」を主催した「ダライ・ラマ法王14世を仙台へお迎えするための特別委員会」代表、川上廣子出羽三山教司は、法王との再会を喜び、「東日本大震災の時は、被災地に来ていただきありがとうございました」と感謝を伝える言葉が涙に。法王は、強く手を握りしめて、声にならない思いを分かち合われた。(撮影:テンジン・ジグメ)
NHK BS1の山澤里奈アナウンサーのインタビューに応じられる法王。本題に入る前の雑談では「日本訪問が決まった時、最初に思い浮かんだのは、日本の美味しいおにぎりが食べられる、ということでした」と場を和まされた。続けて「今朝は、朝食におにぎりを三つ出してもらったけれど、二つしか食べなかったのでちょっと少なかったですね。だから、ランチにうどんを食べるのが楽しみです」と話され、山澤アナウンサーの笑いを誘っていた。(撮影:テンジン・ジグメ)
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思い出の肉うどん
複数の取材やインタビューに応じられた後、法王は昼食会場で牧野聖修元衆院議員ら古くからの友人とテーブルをともにされた。メニューは肉うどんと塩むすび。法王は、1960年代に日本を訪れ、うどんを食べた思い出を話された。「当時、私は1年以上菜食生活を送っていたので、一緒に行った兄は肉の入ったうどん、自分はベジタリアンのうどんを食べました。兄は私に『こちらのほうが美味いぞ』と自慢したものです」(撮影:テンジン・ジグメ)