信徒たちに囲まれて
法話会場の府立国際会議場から滞在されるホテルまで、ダライ・ラマ法王は歩いて移動される。一般の人々も通りかかり、ごったがえすロビーをゆっくりと歩まれる法王。(撮影:テンジン・チュンジョル、法王庁
少しでもそばに近づきたいと人の波が寄せる。遠巻きに、お姿を目に焼き付けようと手を合わせる人の姿もある。(撮影:テンジン・チュンジョル、法王庁)
法話『入菩薩行論』2日目
ダライ・ラマ法王をお迎えして大阪市北区の大阪府立国際会議場で開催されている「入菩薩行論・文殊菩薩の許可灌頂」では、5月11日、2日目の法話が行われた。前日に続き、法王はシャンティデーヴァ『入菩薩行論』の第6章までを解説され、各地から集まった多くの聴衆が耳を傾けた。(撮影:テンジン・チュンジョル、法王庁)
法王のお言葉を聞き漏らすまいと、姿勢を正し耳を澄ます人々。テキストを繰り、メモを取りながら、法王の例え話や説話を頭の中にイメージすると、見知らぬ参加者同士に心のつながりが生まれ、会場は不思議な一体感に包まれる。(撮影:テンジン・チュンジョル、法王庁)
「自分を偉く見せようと、台座の下にレンガを高く積みあげている修行者がいると、心の中でひそかに『あのレンガが崩れて行者が転げ落ちたらおもしろいのに……』」と法王が思い出し笑いされると、会場にも笑いが広がった。(撮影:テンジン・チュンジョル、法王庁)
法王が手にされているのは短冊形の紙にチベット語の経文が木版で刷られた伝統的な仏教経典。(撮影:テンジン・チュンジョル、法王庁)