「耳も大きい」
法話会場には大相撲の横綱・白鵬関も訪れ、ダライ・ラマ法王に謁見した。白鵬関は「15年間、日本で相撲をとってきて、チャンピオンにもなれました」と自己紹介。並んで握手をされた法王は「大きな体ですね」と左手を伸ばし、「ほう、耳も大きい」と白鵬関の耳朶に触れられた。(撮影:テンジン・ジグメ)
終了予定時刻をオーバーしてお話しになられたダライ・ラマ法王。時間を促されると「だから日本の列車はきちんと時刻表通りに走るんでしたね」と冗談をおっしゃり、会場の笑いを誘われた。
千手観音の灌頂と聖観自在菩薩の許可灌頂
ダライ・ラマ法王は2015年4月13日、東京都世田谷区の昭和女子大学人見記念講堂で千手千眼観音菩薩の灌頂と、カサルパーニ・セムニゲソと呼ばれる心性を休ませている聖観自在菩薩の許可灌頂を授けられ、2日間の法話を終えられた。(撮影:テンジン・ジグメ)
法王は最後に「(灌頂を受けたならば)常に修行を続けることが大切。修行を続けるためには、その方法をよく理解することが大切。理解するためには、よく勉強することが大切」とおっしゃって、2日間にわたった法話を締めくくられた。