サービスエリアでご休憩
9日早朝、岐阜市を後にされたダライ・ラマ法王は車で移動され、途中、積雪の残るひるがの高原サービスエリア(岐阜県郡上市)で休憩をとられた。地元の特産品が並ぶ棚からお手に取られたのは奥美濃のかりんとう。チベットでは、お祝いごとの際に、小麦粉を練って油で揚げたカプセという菓子がつきもので、かりんとうによく似ている。(撮影:テンジン・ジグメ)
被災地応援商品コーナーで、岩手県大船渡市の銘菓「かもめの玉子」を指して「これは(本物の卵ではなく)チョコレートでしょう?」とお尋ねになるダライ・ラマ法王。法王は東日本大震災の犠牲者、被災者に深く心を寄せられ、強いご希望で2011年11月、宮城県石巻市をご訪問されている。(撮影:テンジン・ジグメ)
フードコーナーの前では、写真つきの表示パネルをご覧になり「あれは日本のトゥクパですね」。トゥクパは、小麦粉を練って延ばしたりちぎったりしてスープで煮て食べるチベットの麺料理。(撮影:テンジン・ジグメ)
雪山と法王
休憩中、ダライ・ラマ法王は白く雪を頂いた山々をご覧になりたいと屋外に出られ、遠く白山連峰を望む展望台まで歩かれた。(撮影:テンジン・ジグメ)
ひるがの高原サービスエリア(SA)は海抜874mに位置する日本で最も標高の高いSAで、この時の気温は2度。法王は、寒風に身をすくめる女性グループに「スマイル、スマイル!」とお声を掛け、笑顔でご一緒に写真を撮られた。(撮影:テンジン・ジグメ)
雪化粧した大日ヶ岳(1709m)が間近に迫る窓際で、ダージリンティーをお飲みになる法王。チベットは、別名をカワチェン(雪の国)という。(撮影:テンジン・ジグメ)