ダライ・ラマ法王日本代表部事務所の新事務所落慶法要
ダライ・ラマ法王は2015年4月5日、東京都新宿区西落合3に5月移転するダライ・ラマ法王日本代表部事務所の新オフィス落慶法要に出席された。(撮影:テンジン・ジグメ)
法王は、「チベットと日本はダライ・ラマ13世の時代から友好的な関係をつないできました。その日本で初めて事務所ビルを構えることができ、関係者には感謝しています」と述べられた。(撮影:テンジン・ジグメ)
歴史を振り返り、明治時代にラサに滞在した河口慧海、多田等観の名を挙げられて「子どものころ河口氏の写真を見て、変わった顔の人だなあ、と思っていました」とユーモアたっぷりに思い出を語られた。(撮影:テンジン・ジグメ)
中国人との謁見と雑誌インタビュー
ダライ・ラマ法王に拝謁しようと、仏教の信者である約70人の中国人が中国大陸から来日し、法王の祝福をいただいた。(撮影:テンジン・ジグメ)
ジャーナリストのインタビューに応じられるダライ・ラマ法王。「(2001年9月の)米同時多発テロ事件の後、私は当時のブッシュ米大統領に、『非暴力に基づく解決を』と手紙に書きました。しかし米国は、オサマ・ビンラディン1人を捕まえるためにアフガニスタンを攻撃し、その結果10人のビンラディンが生み出されました。さらにイラク戦争で100人のビンラディンが生まれ、イスラミック・ステート(IS)になったのです。暴力では何も解決しないことに、世界ははやく気付くべきです。21世紀は対話の世紀なのですから」=インタビュー記事はSAPIO6月4日号に掲載予定(撮影:テンジン・ジグメ)
「伝法の未来を考える」と題するシンポジウムにご出席
グローバル化とボーダーレス社会のなかで仏教がどう学ばれ伝えられていくかを考えるため、「伝法の未来を考える」と題するシンポジウムが文殊師利大乗仏教会の主催により東京都内で開催され、日・米・チベットから8人の専門家が研究発表を行った。ダライ・ラマ法王は来賓として出席され、熱心に聴き入られた。(撮影:テンジン・ジグメ)
敦煌など中央アジアから出土した古チベット語文献を研究する武内紹人・神戸市外大教授の発表で、スクリーンに映し出された古チベット文字に見入られるダライ・ラマ法王。(撮影:テンジン・ジグメ)