インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ
ダライ・ラマ法王は、シッキム州のプレム・シン・タマン州首相に書簡を送り、州議会選挙における勝利を祝福された。書簡のなかで、法王は次のように述べられた。
「貴殿は今、大きな責任と向き合っておられます。私は、貴殿のリーダーシップの下で、シッキム州の人々が繁栄と発展を目にする日が必ず来ると信じています。とりわけ、シッキム州の恵まれない人々の生活が改善されることを期待しています」
「長年にわたりシッキム州を何度か訪問させていただきましたが、シッキム州の人々が私に示してくださった愛情とあたたかなもてなしに、心より感謝を申し上げたいと思います。私は、1956年に初めてシッキム州を訪れたときに強く感じた人々のやさしさと熱意を今も鮮明に思い起こすことができます。また、今日人類が直面している問題を、人間の良き本質を活用して解決することにシッキム州の人々が熱意と関心を示してくださったことにも、私は同様に勇気づけられました」
法王は、チベット人の亡命生活が先月で60年を迎えたこと、シッキム州に大規模な亡命チベット人社会があることに触れて、「この場をお借りして、シッキム州で暮らすチベット人があたたかく友好的な対応を受けてきたことに心より感謝の念を表明いたします」と記された。
そして最後に、プレム・シン・タマン州首相があらゆる困難を乗り越えて、シッキム州の人々の希望や願いを実現できるよう祈りを捧げられた。