インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー 焼け付く太陽の陽射しをいくらか和らげる断続的な曇り空の下、レー市郊外にある静かなシワツェル(チベット語で“幸福の庭”という意味)の法王公邸に滞在されているダライ・ラマ法王は、今朝ジョカン寺に車で移動された。法王を歓迎しようと集まっていた制服姿の学生たちは笑顔で合掌し、ラダックおよびチベットの人たちとともに道...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー ダライ・ラマ法王はモンゴル大統領選の勝利を祝い、次期大統領ハルトマーギーン・バトトルガ氏に書簡を送られ、次のように述べて奨励された。 「モンゴルの人々は今や盲目的な信仰だけに頼るのではなく、21世紀の仏教徒として正しい仏教の理解に基づいて信仰を育み、仏教に対して関心と熱意を寄せておられます。また、モンゴル...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー 今朝、法王公邸では、ダライ・ラマ法王82歳の祝賀式典が、法王と特別祈祷をするために集まった職員や法王付きの僧侶たちとともに、 伝統的な慣習に従って始められた。その後法王は、法王公邸からシワツェルの法話会場に徒歩で向かわれた。 法王は、ゲートの近くで法王の誕生日を祝うために集まったヨーロッパ人とインド人...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方ヌブラ渓谷デスキット 今朝、ダライ・ラマ法王はレーからラダック北部のヌブラ渓谷にヘリコプターで到着された。ヌブラは青空であった。ティクセ・リンポチェ、ケルカン・リンポチェ、ラダック自治山間開発会議(CEC LAHDC)議長のソナム・ダワ博士、地元のラダック問題担当大臣ツェリン・ドルジェ氏と、行政関係者が法王を出迎...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー 本日午前中、ダライ・ラマ法王はシワツェルからレーに車で向かわれた。沿道には合掌した手に白いスカーフをかけた信者たちが笑顔で並んでいた。法王が乗られた車が通ると、道路工事の作業員たちも仕事の手をとめて法王に敬意を表した。 レー郊外にあるラダック公立学校では、同校の創立者であり、教育委員会の会長でもあるノニー...
ノーベル平和賞受賞者の同胞である劉暁波氏の逝去の報に接し、私は深い悲しみに打ちのめされています。劉氏は長期にわたる拘禁後、逝去されました。劉氏のために祈りを捧げるとともに、夫人の劉霞氏とご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。 劉氏はこの世を去られましたが、劉氏が長く体現されていた基本原則を残された私たちが引き継ぎ、中国がより調和し、安定し、繁栄する国となる...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方ヌブラ渓谷デスキット 本日午前、ダライ・ラマ法王はデスキット僧院の法話会場に到着され、ティクセ・リンポチェが法王を出迎えて法座までご案内した。法王は尼僧たちの問答にしばし耳を傾けられたのち、法座に着かれた。法王は、今日は「悪趣から解放すると言われている観音菩薩の許可灌頂」を授与するが、それに先立ってラマがなすべき...
インド、ジャンムー・カシミール州ヌブラ渓谷デスキット デスキット僧院の法王公邸に滞在されているダライ・ラマ法王は、今朝法話会場へ向かわれる途中で新しく建立された本堂に立ち寄られ、簡潔に落慶法要を執り行われた。そして、法話会場に到着されると、法王は人々と挨拶を交わしつつ法座へと進まれ、大勢の聴衆に向かって会場の左側、右側、そして中央へと手を振られてから法座に...
私の82歳の誕生日に際して、祝福の言葉を送ってくださった皆さまと世界中の多くの地域で誕生日を祝ってくださった全ての方々に感謝いたします。 すでにご存知のように、私は自分の人生において三つの使命を自らに課しています。それは、より思いやりのある世界を築くこと、異なる宗教間の調和を図ること、そして平和と非暴力の文化であるチベット仏教文化を保持するとともに、チベッ...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方ヌブラ渓谷デスキット 昨晩の雨が上がり、涼しくなった今朝、ダライ・ラマ法王はデスキット僧院内の法王公邸からデスキット村の法王公邸までの短い距離を車で移動された。法王は前日に続き『三十七の菩薩の実践』を解説され、白ターラー菩薩の長寿灌頂を授与すると告げられて、法王が灌頂の準備の儀式を執り行う間、『ナーランダー僧院の...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー 遠方の丘にかかった雲の裾野を朝日が染める頃、ダライ・ラマ法王はヌブラ渓谷スムルのサムタンリン僧院を出発された。同僧院の僧侶たちは、年老いた者も年若き者もみな、法王をお見送りしようと集まっていた。僧院から目抜き通りまでつづく道は、地元の人々によって昨夜のうちに掃き清められ、打ち水がされていた。今日は地元の人々...
インド、ジャンムー・カシミール州ザンスカール地方パドゥム 7月16日の日曜日、ダライ・ラマ法王は、ヌブラ渓谷からレーまで陸路で移動され、その後ザンスカール地方の首都パドゥムまでヘリコプターで移動された。現地では地方官僚ならびに歓迎委員会の委員たちが法王をお出迎えした。 ダライ・ラマ法王基金が資金を提供しているザンスカール・ヘルスケア&ソワ・リクパ(チベッ...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー ダライ・ラマ法王は、ラム・ナート・コビンド氏が世界最大の人口を擁する民主国家インドの大統領に選出されたことを祝い、コビンド氏に書簡を送られた。 法王は書簡の中で、次のように述べられた。「私たちチベット人の亡命生活は58年目になりました。インド政府とインド国民のやさしく寛大な厚情により、13万人以上のチベッ...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー 雲の間から暑く燃えるような朝日が差し込む頃には、ダライ・ラマ法王ご一行の車列はチョグラムサムの幹線道路から脇道に入り、インダス川にかかる小さな橋を渡っていた。車がチュチョ・ヤクマ、チュチョ・シャマ、チュチョ・ゴンマの村の中を通り抜けるときには、近くの学校の生徒たちや地元の人々が法王を歓迎しようと列をなして道...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー インダス川に並行して走るシワツェルからシェイ村への道は、所々で白い仏塔群を縫って左右に蛇行する。いつものように、今朝も地元の人々がダライ・ラマ法王のお姿を一目拝見しようと沿道に並んで法王ご一行の車列を待っていた。幹線道路をそれて、車がシェイ村の高台にあるドゥジョム尼僧院に向かい始めると、道の両側はきちんと制...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー 今朝、ダライ・ラマ法王はシワツェルの法王公邸からチベット子ども村(TCV)チョグラムサル校までの短い距離を車で移動された。学長と校長が法王をお出迎えし、子どもたちが法王を歓迎して、チェマルチャンプ(ツァンパ、バター、大麦酒の供物)と呼ばれる伝統的な供物を捧げ、タシ・ショルパという吉祥を表す伝統舞踊を披露した...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー この日ダライ・ラマ法王は、朝からチョグラムサム近郊にある仏教学中央研究所(the Central Institute of Buddhist Studies)の広い敷地内にある講堂で開催されたセミナーに参加された。「地域社会の調和 − 世界平和の基盤」と題されたセミナーは、20世紀における偉大なラダックの指...
インド、ジャンムー・カシミール州 ラダック地方レー ダライ・ラマ法王がどこに向かわれようと、法王の笑顔を拝し、慰めとなるお言葉を拝聴し、心を落ち着かせる法王の存在感に触れたい、と願って集まる大勢の人々がいる。今朝も法王は、そういった何十人もの人々と挨拶を交わされた後、シワツェルの法王公邸の門まで歩かれた。そして広大な敷地の外れにある法話会場に移動するため車...
ダライ・ラマ法王は、グジャラート州首相のシュリ・ヴィジャイ・ルパニ氏に宛てた書簡の中で、最近グジャラート州で起きたモンスーンによる深刻な洪水の結果、人命や財産などが失われたことへの悲しみを表明され、次のように述べられた。 「この被害に対して、すべての可能な措置が講じられ、必死の救援活動が今も続いていることを理解しています。 過去一世紀以上の中でも最悪の大災...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー 今朝、ダライ・ラマ法王がシワツェルの法話会場へ到着されると、チベット子ども村(TCV)の生徒たちはラダック公立学校の生徒たちとの問答を披露した。法王は、会場の左側の西洋人たち、右側の中国語圏の人たち、正面のラダック人とチベット人、そして緋色の袈裟を纏った出家者たちの順に、会場を埋め尽くす聴衆に向かって手を振...
インド、ニューデリー ダライ・ラマ法王は、インドの副大統領選の勝利を祝い、ベンカイア・ナイドゥ氏に書簡を送られた。 法王は書簡の中で次のように述べられた。「私は豊かな文化を持ち、長年にわたって、寛容さ、慈悲、非暴力に基づく伝統を保ち続けてきた、このインドという国に対して深い親愛の気持ちを感じています。莫大な数の人口と多様な言語を包含しながら、多くの宗教と...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー 昨夜の大雨で会場にはぬかるみが多数残っていたにもかかわらず、今日、ダライ・ラマ法王の法話会の最終日にも6万人(ラダック仏教協会発表)の聴衆が参加した。 法王が法座に着かれ、聴衆に挨拶をされると、サスポル出身のツェリン・ソナム氏から過去50年にわたる法王のラダックご訪問についての本を出版したいとの申し出があ...
インド、ジャンムー・カシミール州ラダック地方レー ダライ・ラマ法王は、今年のラダック地方ご訪問最後のプログラムにご出席のため、チョグラムサルにある仏教学中央研究所(CIBS)のアーリヤ・ナーガールジュナ講堂に戻られた。法王は、そこで3日間にわたって開催される「ラダック地方の仏教」についてのセミナー初日の主賓として招待されており、所長のコンチョク・ワンドゥ博...
インド、ニューデリー ダライ・ラマ法王は、ロシアの科学者および見識者と仏教哲学者が会する「ダライ・ラマ法王とロシア人科学者たちとの対話」の会場に到着され、数人の古くからの友人に挨拶をされた。そして、アグワン・ドルジェフ師に捧げられた写真の展示を注意深くご覧になった。アグワン・ドルジェフ師はブリヤート出身の僧侶で、自分の導師と共に1873年に初めてチベットを...
インド、マハーラーシュトラ州ムンバイ 今日、ダライ・ラマ法王はボツワナ共和国のイアン・カーマ大統領と、心と生命研究所(Mind & Life Institute)所長のスーザン・バウアー・ウー博士に書簡を送られ、疲労により、ボツワナへの訪問を直前に中止せざるを得なくなったことへの深いお詫びの言葉を述べられた。法王はここ数週間、数々の行事に参加され、そのこと...