沖縄県那覇市 法王は日本での最終日となる6日の朝を、6つのインタビューに充てられた。その朝はきらきら光る青い海と美しい緑が窓の外に広がっていた。5つは日本の報道機関で、1つは国際的テレビ局だった。 ある時点で法王は、ちょうどベルリンの壁の崩壊に居合わせた時のことを思い出された。恐れと興奮の入り交じった気持ちで、かつて禁じられていた...
沖縄県那覇市 ダライ・ラマ法王は日本ご滞在6日目の5日朝、海の前でゆらめく「平和の火」の前に立たれた。周囲には一連の壁が光を反射して立ち、第二次世界大戦中、この島で命を落とした24万人の名前が「平和の礎」として刻まれていた。 沖縄祈念公園で戦没者の氏名が刻まれた「平和の礎」の前を歩まれるダライ・ラマ法王。2011年11月5日、沖縄...
愛媛県松山市 / 沖縄県那覇市 ダライ・ラマ法王は日本ご訪問の5日目、「僧侶へのメッセージ」と称して対話をなさるために、朝食後、松山市内の正岡子規記念博物館へ移動された。会場には様々な宗派から約400名の日本人僧侶が集まった。 法王は、仏教とその他の宗教についての短い説明からお話を開始された。信仰と慈悲心だけを強調する他の宗教とは対照的に、仏教においては...
四国 秋晴れの朝、ダライ・ラマ法王は、深い山々や渓谷を車で移動されて、愛媛県の道後温泉ふなやに到着された。383年の歴史のあるふなやは、歴代の天皇家をお迎えしてきた宿として知られている。 法王は、到着後すぐに地元の報道関係者を前に記者会見を行なわれた。「四国の豊かな自然や風情ある数々の建物、昔ながらの農地を車中から眺めながらの旅は、じつに気持ちのよい旅で...
四国 日本ご滞在の3日目、ダライ・ラマ法王は東京から四国の高松に向かわれた。青空と雨雲が混ざる「狐の嫁入り行列」が見られそうな日であった。 四国は、日本真言宗開祖の弘法大師空海の業績を称え、弘法大師ゆかりの札所八十八箇所を巡礼するお遍路さんの霊場巡りで有名である。 法王はまず、弘法大師生誕の地である善通寺を訪問された。善通寺は、80...
東京 両国国技館 ダライ・ラマ法王の日本ご滞在2日目の11月1日午前中は、謁見とインタビューから始まった。20名ほどの中国人仏教徒、韓国人の家族、日本人代表者、そして日本テレビのチームが続いた。 4人の日本人科学者との討論会に臨まれるダライ・ラマ法王。2009年11月2日、東京、両国国技館(撮影:チベットハウス・ジャパン) 法王...
東京 2009年のダライ・ラマ法王ご来日第一日目は10月31日、35名の中国人との会見から始まった。彼らのほとんどは仏教徒である。靴を脱ぎ、座った彼らは「オーム・マニ・ペーメ・フーム」という聖観自在菩薩のマントラを唱えながら小さな部屋で法王を待っていた。法王が姿を現わされると彼らは目に涙を浮かべた。 外国人記者クラブで報道関係者た...
...
インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ(http://www.tibet.net) ダライ・ラマ法王が、10月30日から11月7日まで9日間の日本訪問に向けて、今日の午後ダラムサラを出発された。 法王は、10月31日、東京両国国技館での「修行道の三要素と菩提心生起」と題する法話から滞在日程を開始される予定である。 11月1日は、東京にて、『「...
インド、ヒマーチャルプラデーシュ州 ダラムサラ(プルブ・ティンレー、Phayul通信) チベットの精神的最高指導者であるダライ・ラマ法王は、今日から一週間にわたる日本訪問を開始された。11月7日までのご滞在中、精神性についての講演をされる予定である。 ...
護国寺をあとにされるダライ・ラマ法王。2007年11月22日、東京、護国寺(撮影:テンジン・ダッセル、Phayul) この後法王は、東京都文京区にある真言宗大本山「護国寺」を訪問され、岡本永司貫首より心のこもった歓待を受けられて、しばらく護国寺の僧侶たちと歓談されたあと、隣接する日本大学豊山高等学校に向かわれた。そこ...
...
伊勢神宮で参拝されるダライ・ラマ法王。2007年11月18日、三重県伊勢市(撮影:テンジン・ダセル、Phayul.com) 三重県 伊勢市 ダライ・ラマ法王は今朝、三重県伊勢市にある伊勢神社を参拝された。法王は、世界各地の聖地を訪れて異宗教間の調和を促進することを自身の務めとしておられることから、今回もその一環とし...
伊勢皇學館大学での記者会見にて、皇學館大学上杉千郷理事長(左)、元衆議院議員で「チベット問題を考える議員連盟」発足者、牧野聖修氏(右)と共に座られるダライ・ラマ法王。2007年11月17日、三重県伊勢市(撮影:テンジン・ダセル、パユル) 三重県 伊勢(パユル) ダライ・ラマ法王は本日午後、日本の西部にある三重県伊勢...
...
日本(ピコ・アイヤー記) 日本はここ数年来、世界で最も影響力のある仏教国となっている。ダライ・ラマ法王はチベット、中国、インド以外の最初の海外訪問先として、1967年に初めて日本を訪問された。その時以来法王は、「日本には高度で洗練された現代の科学技術と、全国各地に現存する古来の伝統があり、その二つを結び合わせることができる素晴らしい可能性を持っています」と...
...
東京(AFP) 1950年にチベットに侵攻した中国の武力弾圧から逃れ、ダライ・ラマ法王は1959年以来インドで亡命生活を送られている。 中国という枠組みの中で、ヒマラヤ圏の仏教徒居住地域のために高度な自治を模索されている法王に対し、北京の中国指導部は法王を“分裂主義者”と非難して、法王の海外訪問を妨害している。 ノーベル平和賞受賞者である法王は、法...
広島県 宮島(ツェリン・ツォモ記) 「多くの中国人は、ダライ·ラマ法王にチベットに戻ってきて欲しいと願っています。チベットはダライ・ラマ法王の家です。法王は在るべき場所に在るべきなのです」北京からやってきた54歳の中国人男性は匿名を条件にそう語った。 彼は、宮島・大聖院でのダライ・ラマ法王による法話に参加している中国人仏教徒の一人だ。 彼は過去に2...
広島県 宮島(ツェリン・ツォモ記) ダライ・ラマ法王は今日、宮島にある大聖院にて前行法話を始められた。 大聖院での二日目の説法終了後、法王に質問をする若い日本人女性。法王はツォンカパ大師の『修行道の三要素』についての法話をされ、今日世界で起きている問題や争いは全て無知から生じ...
広島県 宮島(ツェリン・ツモ記) ダライ・ラマ法王は今日、宮島の大聖院に集まった約2000人の信徒に向けて前行法話を説かれた。法王はその冒頭で、「仏教は、宗教の範疇を超えた、心の科学なのです」と述べられ、学者や専門家と対話された際の様々な例を紹介しながら、その理由を説明された。 ...
日本、広島(AFP) ダライ・ラマ法王は、「広島国際平和会議2006」二日目の今日、世界で最初の核兵器の被爆地広島で、核兵器の廃絶を呼びかけられた。 法王は、「近年、核保有国は増加しています。しかし、それでも私は希望を捨てていません」とした上で、次のように語られた。 「広島の歴史は今もなお、核兵器の脅威に対して強い警鐘を鳴らしています。...
広島(ツェリン・ツォモ記) 法王は本日午後、広島市のアステルプラザ・グランドホールで開催された「広島国際平和会議2006」において、「思いやりと平和は、人類の存続にとって不可欠のものです」と述べられた。 広島市で2日間にわたって開催中の「広島国際平和会議200...
広島(ツェリン・ツォモ記) ダライ・ラマ法王は本日午前、広島市内にある高野山真言宗龍蔵院を参拝され、法要を執り行なわれた。 龍蔵院には「デプン・ゴマン学堂日本別院」があり、チベット仏教の僧侶が常駐している。デプン・ゴマン学堂日本別院は、日本初の正式なチベット寺院として2004年7月に創設されて以来、日本に住む仏教徒がチベット仏教について学び、祈ることので...
広島(ツェリン・ツォモ 記) ダライ・ラマ法王は、本日夕方に広島空港に到着された。空港では、広島市内にある龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院(文殊師利大乗仏教会:MMBA)のチベット人僧侶や会員たちが法王を出迎えた。 広島空港に到着され、チベット人僧侶とその支援者た...