インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 ダラムサラ
ダライ・ラマ法王は、3月12日に日本の菅直人総理大臣に書簡を送られ、巨大地震と津波の被害状況を伝える知らせに接した衝撃と悲しみを伝えられた。法王は、亡くなられた方々のご冥福を祈られ、そのご親族への深い哀悼の意を表明されるとともに被災した方々へのお見舞いのお気持ちを伝えられた。
法王は、日本政府の災害に対する備えを高く評価され、このような備えがなければ、被害はさらにひどくなっていただろう、と伝えられた。そして最後に、『般若心経』を毎日唱える仏教僧としての経験から、このようなときに『般若心経』を唱えるのは、亡くなられた方々のためになるだけでなく、さらなる被害を防ぐ助けともなる、として、日本の仏教徒にとっても『般若心経』を唱えることは大きな助けとなるはずである、と伝えられた。このような目的により、ダラムサラにおいて『般若心経』を10万回唱える準備が進められている。