広島(ツェリン・ツォモ 記) ダライ・ラマ法王は、本日夕方に広島空港に到着された。空港では、広島市内にある龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院(文殊師利大乗仏教会:MMBA)のチベット人僧侶や会員たちが法王を出迎えた。 出迎えた人々のなかには、チベットの民族衣装を着て、チベットの国旗を降っている日本人の姿もあった。また、NHK(日本放送協会)をはじめとする複数のメディアが法王の到着を取材した。法王の随行員として、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のチョペ・ペルジョル・ツェリン代表をはじめ、事務所の職員たちが同行していた。
法王は広島に8日間滞在される予定で、11月1日と2日に「広島国際平和会議2006」に出席された後、3日(金)以降は世界遺産宮島にある大本山大聖院において、6日間にわたって法話と灌頂伝授会を行なわれる。宮島初日となる3日には、大聖院に新たに建立された弥勒菩薩像の開眼法要を執り行なわれる予定である。 本日宮島大聖院では、法王に先立って来日した南インドのデプン・ゴマン学堂の12名の僧侶によって準備の法要が行なわれており、荘厳な空気が張り詰めていた。ゴマン学堂のダッダック師によると、灌頂伝授会の参加者は2000人を越える予定とのことである。 |